その子を知らざればその友を見よ
読み方
そのこ を しらざれば そのとも を みよ意味
その子、またはその人の人柄や性質を直接よく知らないなら、親しくしている友人を見ればよいという意味。人は似た者同士で交わりやすく、また友人から影響を受けるため、交友関係はその人を知る手がかりになるという教え。由来
古代中国の儒家系文献『孔子家語』「六本」に見える「不知其子、視其友」(その子を知らざればその友を視よ)に由来するとされる。孔子の言葉として伝えられるが、現行本は三国時代の魏の王粛が3世紀ごろに編纂したとされ、日本でことわざとして定着した具体的な時期は未詳。備考
文語調でやや硬い表現。現代では「その人を知らなければ友人を見よ」と言い換えることも多い。交友関係だけで人を決めつけない配慮も必要。例文
- 転校してきた生徒のことがまだよく分からないので、担任は「その子を知らざればその友を見よ」と、親しくしている友人たちの様子にも目を向けた。
- 彼が信頼できる人物か迷ったが、長年彼を支えている友人たちが誠実な人ばかりなので、「その子を知らざればその友を見よ」と思った。
- 親が子どもの交友関係を気にするのは、昔から「その子を知らざればその友を見よ」と言われるからでもある。
- 新しいサークルに入る前に、代表者だけでなく周囲のメンバーの雰囲気も見ておいた。まさに「その子を知らざればその友を見よ」だ。
- 弟の最近の変化が心配だったが、彼の友人たちがまじめに部活へ取り組む仲間だと知り、「その子を知らざればその友を見よ」と少し安心した。
類義語
- その人を知らざればその友を見よ
- 類は友を呼ぶ
- 朱に交われば赤くなる
- 善悪は友による
- 牛は牛連れ馬は馬連れ
- 類を以て集まる
対義語
- 人は見かけによらぬ