お前百までわしゃ九十九まで
読み方
おまえ ひゃくまで わしゃ くじゅうくまで意味
夫婦や恋人が互いに長生きし、死ぬ直前まで仲良く連れ添いたいという願いを表す言葉。「あなたは百歳まで、私は九十九歳まで」という大げさな長寿表現で、共に白髪になるまで添い遂げるという意味。由来
江戸末期(19世紀前半〜中頃)に流行した都々逸・俗謡の一節「お前百まで、わしゃ九十九まで、共に白髪の生えるまで」に由来するとされる。正確な作者・初出年は不明。百歳と九十九歳という長寿の数を並べ、夫婦が老いるまで連れ添う願いを歌ったもの。備考
古風で口語的な表現。「わしゃ」は「わしは」の縮約。祝辞や年配夫婦を語る場面に合うが、現代の日常会話ではやや芝居がかって聞こえる。例文
- 結婚式で祖父は、新郎新婦に「お前百までわしゃ九十九までの気持ちで仲良くな」と声をかけた。
- 祖母の誕生日に、祖父は照れながら「お前百までわしゃ九十九までだ」と花束を渡した。
- けんかも多い二人だが、根底にはお前百までわしゃ九十九までという思いがある。
- 両親は金婚式を迎え、まさにお前百までわしゃ九十九までを地で行く夫婦だ。
- 彼は妻への手紙に、お前百までわしゃ九十九まで、これからも一緒に歩こうと書いた。
類義語
- 共に白髪の生えるまで
- 偕老同穴
- 添い遂げる
- 比翼連理
対義語
- 夫婦は他人の始まり
- 破鏡再び照らさず