おぶえば抱かりょう
読み方
おぶえば だかりょう意味
人は一度親切にされたり楽をさせてもらったりすると、それに満足せず、さらに大きな要求をしがちだということ。好意に甘えてつけ上がるさまや、欲にきりがないことへの戒めとして使う。由来
成立年・初出は不詳。子どもを背負ってやると、今度は腕に抱いてほしがるという子守りの日常的な情景にたとえたことわざ。「抱かりょう」は「抱かれよう」の古風・口語的な言い方とされる。江戸期以前からの口承的表現と考えられるが、正確な年代は分からない。備考
やや古風で、日常会話ではあまり頻繁ではない。相手の要求を批判する表現なので、直接言うときは失礼に聞こえやすい。例文
- 最初は資料を少し手伝うだけの約束だったのに、全部作ってくれと言い出すなんて、まさにおぶえば抱かりょうだ。
- 一度値引きに応じたら、次は送料も無料にしてほしいと言われた。おぶえば抱かりょうとはこのことだ。
- 子どもの願いを何でも聞いていると、おぶえば抱かりょうで、だんだん要求が大きくなる。
- 友人だからと毎回送迎していたら、今度は帰りに買い物にも付き合ってほしいと言う。おぶえば抱かりょうだね。
- 支援は大切だが、相手が自立しないままではおぶえば抱かりょうになってしまう恐れがある。
類義語
- つけ上がる
- 増長する
- 得寸進尺
- 一寸を得れば一尺を望む
- 欲には限りがない
対義語
- 足るを知る
- 遠慮を知る
- 分をわきまえる