うまい物は宵に食え
読み方
うまい もの は よい に くえ意味
おいしい物は夜遅くまで取っておかず、宵のうちに食べたほうがよいということから、よい機会や楽しみは後回しにせず、価値があるうちに早く手に入れたり実行したりすべきだという教え。由来
正確な初出や成立年は不明。冷蔵・保存の手段が乏しかった時代、食べ物は時間がたつと味が落ちたり傷んだりするため、うまい物は夜の早い時間である「宵」に食べるのがよい、という生活感覚から生まれたことわざとされる。江戸期以前からの庶民的な言い回しと考えられるが、年代は特定できない。備考
「宵」は日が暮れて間もないころ。食べ物の話にも使うが、比喩的に「好機を逃すな」という意味で用いる。やや古風で文学的な響きがある。例文
- その限定品、明日まで待っていたら売り切れるよ。うまい物は宵に食えで、今買っておいたほうがいい。
- せっかくの採れたての魚なんだから、うまい物は宵に食え、今夜のうちに刺身で食べよう。
- 気になっている会社の求人が出ているなら、うまい物は宵に食えだ。締め切り前でも早めに応募しなさい。
- 旅行先で見つけた名物料理を後で食べようと言っていたら店が閉まってしまった。まさに、うまい物は宵に食えだったね。
- 先生は、研究の好機を逃すなという意味で『うまい物は宵に食え』と学生たちに助言した。
類義語
- 善は急げ
- 思い立ったが吉日
- 鉄は熱いうちに打て
- 好機逸すべからず
- 今日できることを明日に延ばすな
対義語
- 果報は寝て待て
- 待てば海路の日和あり
- 急がば回れ
- 残り物には福がある