いつも月夜に米の飯
読み方
いつも つきよに こめのめし意味
「月夜」は夜道が明るくてありがたいこと、「米の飯」は白米のごちそうを指し、よい条件がそろった理想的な状態のたとえ。多くは「いつも月夜に米の飯とは限らない」の形で、世の中はいつも自分に都合よく、満ち足りた状態ばかりではないという戒めとして使う。由来
正確な初出年は不明。電灯のない時代、月夜は夜道を照らしてくれる好条件であり、白米の飯は庶民にとってぜいたくで望ましい食事だったことに由来する。近世、少なくとも江戸時代ごろには、好都合なものを並べた俗語的な言い回しとして広まったと考えられる。備考
現代では単独よりも「〜とは限らない」「〜ではない」と打ち消して使うことが多い。やや古風で、日常会話では説明的に用いられる。例文
- 景気のよい時に油断してはいけない。いつも月夜に米の飯とは限らないのだから、蓄えも必要だ。
- 今年は注文が多いが、いつも月夜に米の飯ではない。来年の不況にも備えておこう。
- 好条件の仕事ばかり選べると思うな。いつも月夜に米の飯というわけにはいかないよ。
- 旅行中ずっと晴れて宿も快適だったが、こんなにいつも月夜に米の飯とはいかないものだ。
- 若いころは何をしてもうまくいったが、失敗して初めて、いつも月夜に米の飯ではないと身にしみた。
類義語
- いつも柳の下に泥鰌はいない
- そうは問屋が卸さない
- ままならぬは浮世
- 思うに任せぬ
対義語
- 順風満帆
- 万事順調
- 願ったり叶ったり
- 渡りに船