いずこも同じ秋の夕暮れ
読み方
いずこ も おなじ あき の ゆうぐれ意味
どこへ行っても状況や人情は大きく変わらず、結局は同じようなものだという意味。もとは秋の夕暮れの寂しさがどこでも同じであることを詠んだ表現で、転じて、土地や立場が違っても世の中の事情は似通っているという意味で使う。由来
平安後期の僧・良暹法師の和歌「さびしさに宿を立ち出でてながむればいづこも同じ秋の夕暮れ」に由来する。『後拾遺和歌集』(1086年頃成立)に収められ、のち『小倉百人一首』(13世紀前半頃成立)にも採られた。備考
古典和歌に由来するため文語的で格調高い表現。日常会話ではやや古風・文学的に響く。「秋の夕暮れ」の寂寥感を含む。例文
- 都会に出れば楽になると思っていたが、家賃も人間関係も大変で、いずこも同じ秋の夕暮れだ。
- 地方の商店街も駅前の大型店も客足が伸び悩んでいて、いずこも同じ秋の夕暮れという感じだ。
- 別の会社に転職した友人も残業に悩んでいると聞き、いずこも同じ秋の夕暮れだと思った。
- 海外なら自由に働けると思っていたが、締め切りに追われるのは同じで、いずこも同じ秋の夕暮れだった。
- どの学校にも受験や部活動の悩みはあり、いずこも同じ秋の夕暮れなのだろう。
類義語
- どこも似たり寄ったり
- 世間はどこも同じ
- 大同小異
- どこへ行っても同じ
- 五十歩百歩
対義語
- 所変われば品変わる
- 十人十色
- 所変われば水変わる