鼬の道切り
読み方
いたち の みちきり意味
鼬が人の前を横切ることを不吉な前兆とする俗信から、物事の縁起が悪いこと。また、そこから転じて、手紙・連絡・訪問・交際などが急にぷっつり途絶えることをいう。由来
成立年代は未詳。鼬が道を横切ると災いがある、またはその先へ進むべきでないという日本の民間俗信に由来する。こうした動物の行動を吉凶のしるしと見る考えは古くからあり、少なくとも江戸時代には俚諺・俗信として広く知られていたと考えられる。備考
現在は日常会話ではやや古風。実際の動物の横切りを指す場合と、音信・交際の断絶をたとえる場合がある。例文
- あんなに親しくしていた友人から、転勤後は鼬の道切りでまったく連絡が来ない。
- 取引先の担当者は契約直前まで熱心だったのに、突然鼬の道切りのように音沙汰がなくなった。
- 彼女とは毎週のように手紙を交わしていたが、ある時期から鼬の道切りになってしまった。
- 祖母は、目の前を鼬が横切ると『鼬の道切りだから今日は用心しなさい』と言った。
- 昔の仲間との交流も、忙しさにかまけているうちに鼬の道切りになっていた。
類義語
- 音信不通
- 梨の礫
- 沙汰なし
- 便りが絶える
- 交際が途絶える
対義語
- 音信頻繁
- 交流が続く
- 往来が絶えない