鷺を烏と言いくるめる
読み方
さぎ を からす と いいくるめる意味
白い鷺を黒い烏だと言って相手を納得させる、というたとえから、明らかに事実と違うことや道理に合わないことを、巧みな言葉で相手に信じ込ませたり押し通したりすること。強引な弁解、詭弁、丸め込みを批判していう。由来
成立年は不詳。白い鷺と黒い烏という、色も姿も対照的で見間違えにくい鳥を取り合わせ、「鷺を烏だ」と言い張って相手を丸め込む様子から生まれた表現。近世(江戸時代ごろ)には、明白な虚偽を強弁するたとえとして類句「白を黒と言う」などとともに広く用いられていたと考えられる。備考
日常会話ではやや古風・文語的で、批判的な文脈で使う。「鷺を烏」と短く言う場合もある。相手をだます意が強いため、直接人に向けると強い非難になる。例文
- 彼は証拠が残っているのに、ミスはなかったと鷺を烏と言いくるめようとした。
- そんな説明で利用者を納得させるのは、まるで鷺を烏と言いくるめるようなものだ。
- 数字をごまかして成功だと言うなんて、鷺を烏と言いくるめるにもほどがある。
- 上司は責任逃れのために、部下の失敗だと鷺を烏と言いくるめた。
- 専門用語を並べて鷺を烏と言いくるめられないよう、契約書はよく確認したほうがいい。
類義語
- 白を黒と言う
- 鹿を指して馬となす
- 黒を白と言う
- 無理を通す
- 詭弁を弄する
対義語
- 白を白と言う
- 是々非々
- 正直は一生の宝