鶴の一声
読み方
つる の ひとこえ意味
多くの人が議論したり迷ったりしている場面で、権威や実力のある人のたった一言によって物事が決まること。また、そのような強い影響力を持つ一言をいう。由来
正確な初出年は不明。古くは「雀の千声鶴の一声」という形で、騒がしい雀の多くの声より、鶴の澄んだ一声のほうがよく響き価値があるというたとえから生まれた。江戸時代の俚諺・ことわざとして広まったとされる。備考
上位者や権威者の発言に使うことが多く、文脈によっては「独断で決めた」という皮肉にもなる。目上の人に直接使う際は注意。例文
- 会議は二時間もまとまらなかったが、社長の鶴の一声で新企画の採用が決まった。
- 家族旅行の行き先で意見が割れていたところ、祖母の鶴の一声で京都に決定した。
- 監督の鶴の一声により、若手選手が決勝戦の先発に抜擢された。
- 予算削減で中止になりかけたイベントは、理事長の鶴の一声で実施されることになった。
- デザイン案はどれも決め手に欠けていたが、顧客の鶴の一声で最終案が選ばれた。
類義語
- 雀の千声鶴の一声
- 権威ある一言
- 一言で決まる
- 決定的な一声
対義語
- 議論百出
- 甲論乙駁
- 船頭多くして船山に登る