鳩に三枝の礼あり
読み方
はと に さんし の れい あり意味
鳩でさえ親鳥より三本下の枝にとまって敬意を示すとされることから、動物にも親を敬う礼があるのだから、人間はなおさら親や年長者への礼儀・孝行を忘れてはならない、という教え。由来
中国の儒教的な孝道思想に基づく言い伝えに由来する。鳩の子は親より三枝下にとまって礼を示すとされ、「烏に反哺の孝あり」と対にして説かれた。日本では中世以降の教訓書・往来物などを通じて広まり、正確な成立年は不明。備考
古風で教訓的な表現。現代の日常会話ではまれで、「烏に反哺の孝あり」と対にして孝行や敬老を説く文脈で使われることが多い。例文
- 祖母に席を譲る子どもを見て、先生は「鳩に三枝の礼ありと言うが、立派な心がけだ」とほめた。
- 親の世話を面倒がる彼に、父は「鳩に三枝の礼あり、人として恩を忘れてはいけない」と諭した。
- 会社の先輩に対する態度が乱暴だったので、上司から鳩に三枝の礼ありという言葉を引いて注意された。
- 鳩に三枝の礼ありというように、年長者を敬う姿勢は昔から大切にされてきた。
- 母の日に感謝の手紙を書いた娘を見て、私は鳩に三枝の礼ありということわざを思い出した。
類義語
- 烏に反哺の孝あり
- 烏の反哺
- 反哺の孝
- 孝は百行の本
- 禽獣も恩を知る
対義語
- 親不孝
- 恩知らず
- 恩を仇で返す
- 後足で砂をかける