鳥疲れて枝を選ばず
読み方
とり つかれて えだ を えらばず意味
長く飛んで疲れた鳥は、止まる枝の良し悪しを選んでいられないということから、困窮したり疲れ切ったりしたときには、条件や体裁にこだわらず、手近なもの・利用できるものを受け入れざるを得ないという意味。由来
疲れた鳥が休むために、枝の太さや場所を選ばずとにかく止まるという自然観察に基づくたとえ。人が窮地に置かれると選択の余裕を失うことを表す。特定の作者・初出・成立年は不詳で、正確な成立時期も不明。備考
切羽詰まって選択肢を選べない状況に使う。相手の選択を評して使うと、見下した印象になることがあるため注意。例文
- 終電を逃して宿も満室だったので、鳥疲れて枝を選ばず、駅前の小さなカプセルホテルに泊まった。
- 就職活動が長引き、鳥疲れて枝を選ばずという気持ちで、条件よりもまず採用してくれる会社を探した。
- 旅の途中で大雨に降られ、鳥疲れて枝を選ばず、古い民宿でも屋根があるだけありがたかった。
- 資金繰りに困った彼は、鳥疲れて枝を選ばず、普段なら受けない条件の仕事も引き受けた。
- 徹夜明けで食事を探す余裕もなく、鳥疲れて枝を選ばず、コンビニのおにぎりで済ませた。
類義語
- 背に腹はかえられぬ
- 溺れる者は藁をも掴む
- 窮すれば濫す
- 選り好みしていられない
対義語
- 良禽は木を択んで棲む
- 良禽択木
- 選り取り見取り