鰯網で鯨捕る
読み方
いわしあみ で くじら を とる意味
小さな道具・元手・努力で、思いがけず非常に大きな利益や成果を得ることのたとえ。鰯を捕るための粗末な網に、鯨のような大物がかかるという不釣り合いな状況から、幸運な大収穫をいう。由来
鰯漁に使う網で、本来なら捕れるはずのない鯨を捕るという比喩に由来する。成立時期ははっきりしないが、近世以降の漁業社会の感覚を背景に広まった表現と考えられる。辞書では「鰯網で鯨を捕る」の形で載ることが多い。備考
標準形は「鰯網で鯨を捕る」。会話ではやや古風で、現代では「海老で鯛を釣る」の方が一般的。偶然の大きな利益を強調する表現。例文
- 少額で買った古道具が有名作家の作品だと分かり、まさに鰯網で鯨捕るような儲けになった。
- 何気なく投稿した動画が世界中で話題になり、鰯網で鯨捕るとはこのことだ。
- 小さな町工場の試作品が大企業に採用され、社長は鰯網で鯨捕る思いだった。
- フリーマーケットで百円で買った本が希少本だったなんて、鰯網で鯨捕るような話だね。
- 彼の小さな投資が大きな利益を生んだが、本人も鰯網で鯨捕る結果になるとは予想していなかった。
類義語
- 海老で鯛を釣る
- 一攫千金
- 濡れ手で粟
- 漁夫の利
対義語
- 骨折り損のくたびれ儲け
- 労多くして功少なし
- 大山鳴動して鼠一匹