鯨の喧嘩に海老の背が裂ける
読み方:くじらの けんかに えびの せが さける
意味
力や影響力の大きい者同士が争うと、その争いに直接関係のない弱い者・小さい者が巻き添えになり、損害や苦痛を受けるというたとえ。大企業・大国・有力者などの対立で、立場の弱い人々が被害を受ける場面にいう。
由来
鯨のような巨大な生き物が争えば、近くにいる海老のような小さな生き物は容易に傷つく、という情景に基づく日本のたとえである。「鯨の争いに海老の背が裂ける」ともいう。成立した正確な年代や最初の出典は明らかではない。
備考
「海老」は「蝦」とも書く。強者同士の対立による弱者への被害を批判的に述べる際に使う。類義表現の「漁夫の利」は、第三者が利益を得る点で意味が異なる。
例文
- 大企業二社の価格競争で下請け会社だけが値下げを迫られた。まさに鯨の喧嘩に海老の背が裂けるだ。
- 二大国の対立が激しくなると、周辺の小国は鯨の喧嘩に海老の背が裂ける状況に置かれかねない。
- 部長同士の派閥争いに巻き込まれた新人社員は、鯨の喧嘩に海老の背が裂ける思いをした。
分類
類義語
- 大魚の争いに小魚の煮らるる
- 鯨の争いに海老の背が裂ける