鯛も一人はうまからず
読み方
たい も ひとり は うまからず意味
どんなに高級でおいしい鯛であっても、一人だけで食べると味気なく、十分にはおいしく感じられないということ。食事や楽しみは、親しい人と分かち合ってこそ喜びが増す、というたとえ。由来
成立年代や出典は不詳。鯛は古くから日本で祝いの席やごちそうを象徴する魚として珍重されてきた。その鯛でさえ一人で食べるとおいしさが減る、という食文化と宴席の感覚から生まれたことわざと考えられる。江戸期以前からの生活感覚に基づく表現だが、具体的な初出年は不明。備考
「鯛」はごちそうや祝い事の象徴。食べ物そのものの味より、喜びを共有する相手の大切さを強調する表現。やや古風で、日常会話では説明を添えると伝わりやすい。例文
- せっかくのごちそうなのに一人で食べるのは寂しい。鯛も一人はうまからずだね。
- 高級レストランに行くなら、誰か誘ったほうがいいよ。鯛も一人はうまからずというし。
- 彼は昇進祝いの料理を前にして、家族がそろうまで待った。鯛も一人はうまからずと思ったからだ。
- 旅行先で名物料理を食べたが、一人だったので少し味気なかった。まさに鯛も一人はうまからずだ。
- 祖母はいつも、食卓はにぎやかなほうがいい、鯛も一人はうまからず、と言っていた。
類義語
- 美味も一人では味気ない
- うまい物も一人ではうまくない
- 旅は道連れ世は情け
- 人と食べればうまい
対義語
- 一人の気楽さ
- 孤独を楽しむ