鯖の生き腐れ
読み方:さば の いきぐされ
意味
鯖は非常に傷みやすく、鮮度が急速に落ちるということ。見た目にはまだ新鮮そうでも、すでに傷んでいることがあるほど腐敗が早いことをいう。
由来
鯖は脂が多く身が柔らかいうえ、漁獲後に急速に鮮度が落ちやすい魚であることに由来する。冷蔵技術が未発達だった時代、見た目は新鮮でも中が傷んでいる鯖があったことから生まれた表現。成立年は不詳だが、近世以降の魚食文化の中で広まったと考えられる。
備考
鯖は外見上まだ新鮮に見えても傷みが進んでいることがあるほど鮮度が落ちやすい、という性質を表す。「生き腐れ」は生きたまま腐るという字義どおりの意味ではない。主に鯖の鮮度や傷みやすさについて用い、人や組織一般の外見と実質の落差を表す比喩としては通常用いない。
例文
- 鯖は水揚げ後すぐに傷みやすいので、鯖の生き腐れと言われるほど鮮度管理が重要だ。
- 見た目が新鮮そうでも油断はできない。鯖の生き腐れということもある。
- 漁師は、鯖の生き腐れというから水揚げしたらすぐに冷やすようにと教えた。
- 夏場は特に傷みが早く、鯖の生き腐れの言葉どおり慎重に扱う必要がある。
- 買ってきた鯖は早めに調理しよう。鯖の生き腐れというほど足の早い魚だからだ。
類義語
- 鯖は生き腐れ
- 見かけによらぬもの
- 外見だけでは分からない
- 見た目を当てにするな