鯖の生き腐れ
読み方
さば の いきぐされ意味
鯖は傷みが早く、まだ生きているように新鮮に見えても内部は腐りかけていることがある、という意味。転じて、外見はよさそうでも中身が悪くなっていること、見た目だけで判断してはいけないことをいう。由来
鯖は脂が多く身が柔らかいうえ、漁獲後に急速に鮮度が落ちやすい魚であることに由来する。冷蔵技術が未発達だった時代、見た目は新鮮でも中が傷んでいる鯖があったことから生まれた表現。成立年は不詳だが、近世以降の魚食文化の中で広まったと考えられる。備考
本来は魚の鮮度をいう表現だが、人や組織、商品などにも比喩的に使う。相手に直接言うとかなり批判的に響くため注意。例文
- この中古車は外装こそきれいだが、エンジンが故障だらけで、まさに鯖の生き腐れだった。
- 見た目の鮮やかさだけで魚を選ぶと危ないよ、鯖の生き腐れということもある。
- あの会社は広告では立派に見えるが、内部管理はずさんで鯖の生き腐れのようだ。
- 高級そうな箱に入っていたが、中身は粗悪品で、鯖の生き腐れとはこのことだと思った。
- 彼の企画書は体裁だけ整っていて、内容を読むと穴だらけだった。鯖の生き腐れだね。
類義語
- 鯖は生き腐れ
- 見かけによらぬもの
- 外見だけでは分からない
- 見た目を当てにするな
対義語
- 腐っても鯛
- 名は体を表す