鮟鱇の待ち食い
読み方
あんこう の まちぐい意味
自分から積極的に動かず、相手や好機が来るのをじっと待って利益を得ようとすること。鮟鱇が海底であまり動かず、近寄ってきた獲物を食べる様子から、受け身で都合のよい結果を待つ態度をたとえる。由来
鮟鱇は泳ぎが巧みでなく、海底に身を潜めて大きな口を開け、近づいた小魚などを捕食すると考えられてきた。その生態を人の受け身な態度にたとえたことわざ。成立年代は不詳だが、近世以降の生活語・俳諧的なたとえとして広まったとみられる。備考
「鮟鱇」は難読漢字で、日常では「あんこう」と仮名書きも多い。単に待つ知恵をほめるより、消極性を批判する文脈で使われやすい。例文
- 営業に出ず問い合わせだけを待っているのでは、鮟鱇の待ち食いと同じだ。
- 彼は就職活動もせず、誰かが誘ってくれるのを待つだけで、まさに鮟鱇の待ち食いだ。
- 店を開けているだけで客が来る時代ではない。鮟鱇の待ち食いでは売り上げは伸びない。
- チャンスは向こうから来ると信じて何もしないのは、鮟鱇の待ち食いにすぎない。
- 鮟鱇の待ち食いのような受け身の姿勢を改め、自分から企画を提案しよう。
類義語
- 果報は寝て待て
- 棚から牡丹餅
- 口を開けて待つ
- 待ちの姿勢
対義語
- 虎穴に入らずんば虎子を得ず
- 打って出る
- 自ら道を切り開く