魚は潮に人は世に
読み方
うお は しお に ひと は よ に意味
魚が潮の流れや海の状態に従って生きるように、人も世の中の流れ、時勢、社会のしきたりに合わせて生きるものだ、またそうするのが賢明だというたとえ。個人の力だけで世間から離れて生きることは難しい、という含みもある。由来
魚が潮の満ち引きや流れに左右されて行動することを、人間が社会や時勢の中で生きる姿にたとえた日本のことわざ。特定の故事・出典は明確でなく、成立年も不詳。江戸時代以前からの生活観察に基づく俚諺と考えられる。備考
「世間に迎合せよ」という消極的な意味だけでなく、環境や時勢に応じて柔軟に生きる知恵として使われる。やや古風で、日常会話では頻度は高くない。例文
- 新しい職場のやり方に戸惑ったが、魚は潮に人は世にというから、まずは周囲に合わせてみることにした。
- 昔の方法にこだわりすぎても商売は続かない。魚は潮に人は世にで、時代の変化を読まなければならない。
- 都会の暮らしは合わないと思っていた彼も、魚は潮に人は世にで、少しずつその土地の習慣になじんでいった。
- 魚は潮に人は世にと言うように、社会の中で生きる以上、最低限の礼儀や決まりは守るべきだ。
- 彼女は自分の信念を持ちながらも、魚は潮に人は世にと考え、場面に応じて柔軟に振る舞っている。
類義語
- 郷に入っては郷に従え
- 世に従う
- 時に従う
- 魚心あれば水心
- 水に魚
対義語
- 我が道を行く
- 時流に逆らう
- 世に背く