魚は水に棲み鳥は木に宿る
読み方
うお は みず に すみ とり は き に やどる意味
魚は水の中に住み、鳥は木にとまって休むように、人や物にはそれぞれ本来いるべき場所、向いている環境や役割があるというたとえ。無理に別の場に置くより、性質に合った場所でこそ力を発揮できるという意味で用いられる。由来
魚が水中に棲み、鳥が木に宿るという自然のありさまを人間社会にたとえた表現。特定の作者や初出年は未詳で、成立時期もはっきりしないが、近世以降の日本のことわざ資料に見られる自然観察由来のことわざと考えられる。備考
「棲む」は生物が住む意。やや古風で文語的な響きがあり、日常会話より文章・訓示で使われやすい。人を型にはめる意味に聞こえないよう文脈に注意。例文
- 研究が好きな彼を営業に回すより、開発部に置くべきだ。魚は水に棲み鳥は木に宿るというものだ。
- 都会で疲れきっていた姉は、故郷で農業を始めて生き生きしている。まさに魚は水に棲み鳥は木に宿るだ。
- 職人肌の父に事務仕事ばかりさせても力は出ない。魚は水に棲み鳥は木に宿るで、現場に戻したほうがいい。
- 子どもの個性を無視して進路を決めるのはよくない。魚は水に棲み鳥は木に宿るというように、合う場所を探すことが大切だ。
- 海外勤務で伸びる人もいれば、地元で力を発揮する人もいる。魚は水に棲み鳥は木に宿るのだから、一律に考えるべきではない。
類義語
- 適材適所
- 餅は餅屋
- 蛇の道は蛇
- 所を得る
対義語
- 適材不適所
- 畑違い