鬼神を敬してこれを遠ざく
読み方:きしんを けいして これを とおざく
意味
神仏や霊的な存在をむやみに否定したり侮ったりはせず、敬意は払う。しかし、それらに深く関わったり、判断をゆだねたりはしないということ。理解しがたい事柄には慎重に距離を置く態度をいう。
由来
中国の儒教の経典『論語』雍也篇にある孔子の言葉「敬鬼神而遠之」に由来する。孔子(前551年頃~前479年頃)の思想を弟子たちがまとめた『論語』は、戦国時代から前漢初期(おおむね前5世紀~前2世紀頃)に成立したとされる。
備考
「鬼神」は鬼や神、霊的な存在を指す。信仰そのものを否定する言葉ではなく、不可知な事柄に依存せず、理性的な距離を保つという文脈で用いられる。
例文
- 科学的な検証が難しい話については、鬼神を敬してこれを遠ざくという姿勢で、頭から否定も盲信もしない。
- 祖母の信仰は尊重しているが、私は鬼神を敬してこれを遠ざくつもりで、進路は自分で決めた。
- 新規事業の判断を占いだけに任せるのではなく、鬼神を敬してこれを遠ざくべきだ。
分類
類義語
- 敬して遠ざく
- 怪力乱神を語らず
対義語
- 神頼み
- 迷信にとらわれる