鬼も頼めば人食わず
読み方
おに も たのめば ひと くわず意味
どんなに恐ろしく無慈悲に見える相手でも、誠意をもって頼めば、むやみに害を加えたり冷たく断ったりはしないということ。人にものを頼むときは、態度や頼み方が大切だという教え。由来
由来・成立年は不詳。人を食うと恐れられた「鬼」を、残忍で恐ろしい相手のたとえに用い、そうした存在でさえ頼まれれば人を食わない、という民間的な発想から生まれた諺。近世以降の口承の中で広まったと考えられるが、具体的な初出は定かでない。備考
「鬼」は恐ろしい人の比喩。相手を直接「鬼」と呼ぶと失礼なので、会話では第三者について軽く評する場合や教訓として使うのが無難。例文
- 普段は厳しい部長だが、事情を正直に話してお願いしたら休暇を認めてくれた。鬼も頼めば人食わずだ。
- あの先生は怖いと言われているけれど、礼儀正しく相談すれば力になってくれるよ。鬼も頼めば人食わずというだろう。
- 近所の頑固なおじいさんも、丁寧に頼んだら道具を貸してくれた。まさに鬼も頼めば人食わずだ。
- 取引先が強硬な態度だったので心配したが、誠意を示して頼むと納期を延ばしてくれた。鬼も頼めば人食わずだね。
- 困っているなら一人で悩まず、まず頼んでみなさい。鬼も頼めば人食わずで、案外助けてくれる人はいるものだ。
類義語
- 頼めば鬼も人を食わぬ
- 物は頼みよう
- 言いようで丸く収まる
- 低頭すれば鬼も助ける
対義語
- 頼み下手は損をする
- 強硬に出れば反発を招く