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鬼の目にも見残し

読み方

おに の め にも みのこし

意味

どんなに目が鋭く注意深い人でも、見落としや取りこぼしはあるということ。完全に確認したつもりでも漏れが生じる場合がある、という戒めや慰めとして使う。

由来

由来の詳細な成立年は不明。鬼は昔話や説話で恐ろしく鋭い目を持つ存在とされ、その鬼でさえ見残すことがある、という比喩から生まれた。近世以降、少なくとも江戸時代ごろには類似の教訓表現とともに用いられていたと考えられる。

備考

「鬼の目にも涙」と混同しやすいが、意味は異なる。こちらは「厳しい目でも見落とすことがある」という失敗・確認漏れの話に使う。

例文

  • あれほど丁寧に校正したのに誤字が残っていた。まさに鬼の目にも見残しだ。
  • ベテランの検査員でも小さな傷を見逃すことがある。鬼の目にも見残しというものだ。
  • 全員で確認した資料に数字のミスがあったが、鬼の目にも見残しだから再発防止策を考えよう。
  • 彼女ほど几帳面な人が書類を一枚入れ忘れるとは、鬼の目にも見残しだね。
  • 完璧だと思っていた計画にも抜けがあった。鬼の目にも見残しで、最後の確認はやはり必要だ。

類義語

  • 弘法にも筆の誤り
  • 猿も木から落ちる
  • 河童の川流れ
  • 上手の手から水が漏る
  • 千慮の一失
  • 鷹の目にも見落とし

対義語

  • 念には念を入れよ
  • 石橋を叩いて渡る
  • 油断大敵

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