驥も一躍に十歩すること能わず
読み方
き も いちやく に じっぽ する こと あたわず意味
どれほど優れた能力を持つ者でも、一度の行動だけで大きな成果を上げることはできないという意味。才能に頼るより、地道な努力や継続が大切であることを説くことわざ。由来
中国戦国時代の思想書『荀子』勧学篇(紀元前3世紀ごろ)にある「騏驥一躍、不能十歩。駑馬十駕、功在不舎」に由来する故事成語。「驥」は一日に千里を走る名馬の意で、名馬でさえ一跳びで十歩は進めない、というたとえ。備考
文章語的で日常会話ではやや硬い表現。単独よりも、後続の「駑馬十駕」と対にして、凡人でも努力を続ければ成果に至るという文脈で用いられやすい。例文
- 新入社員がすぐ一人前になれないのは当然だ。驥も一躍に十歩すること能わず、毎日の積み重ねが大事だよ。
- 彼は才能のある研究者だが、驥も一躍に十歩すること能わずで、大きな成果には長い実験の蓄積が必要だ。
- 語学学習で一気に上達しようとしても難しい。驥も一躍に十歩すること能わず、少しずつ続けよう。
- 天才ピアニストでも基礎練習を怠らない。驥も一躍に十歩すること能わずということだ。
- 事業を始めたばかりで焦る必要はない。驥も一躍に十歩すること能わず、まずは顧客の信頼を一つずつ得よう。
類義語
- 駑馬十駕
- 継続は力なり
- 塵も積もれば山となる
- 千里の道も一歩から
- ローマは一日にして成らず
対義語
- 一足飛び
- 一挙に成し遂げる
- 一躍成功する