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驕る者は久しからず

読み方

おごる もの は ひさしからず

意味

地位・権力・富などを得て思い上がり、他人を見下す者は、その繁栄や勢いを長く保つことができず、やがて衰え滅びるという意味。成功した時ほど謙虚であるべきだ、という戒めとして用いられる。

由来

『平家物語』冒頭の「驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし」に由来する。『平家物語』は鎌倉時代前期、13世紀前半ごろに成立したとされ、平家一門の栄華と没落を通して無常観を表した表現がことわざ化したもの。

備考

文語的で硬い表現。日常会話よりも評論、歴史・政治・経営の文脈で使われやすい。「驕る」は「おごる」と読み、傲慢になる意。

例文

  • 急成長した会社の社長は横柄になり、社員も顧客も離れていった。まさに驕る者は久しからずだ。
  • 選挙で大勝したからといって民意を軽んじれば、驕る者は久しからずという結果になる。
  • 彼は若くして成功したが、周囲への感謝を忘れなかったので、驕る者は久しからずという言葉を常に戒めにしていた。
  • ライバルを見下して練習を怠った王者が敗れたのを見て、驕る者は久しからずだと思った。
  • 歴史を学ぶと、権力を握って傲慢になった者ほど長続きしない。驕る者は久しからずとはよく言ったものだ。

類義語

  • 盛者必衰
  • 栄枯盛衰
  • 奢る平家は久しからず
  • 驕れる者久しからず
  • 驕れる人も久しからず

対義語

  • 実るほど頭を垂れる稲穂かな
  • 謙受益、満招損

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