駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人
読み方
かご に のる ひと かつぐ ひと その また わらじ を つくる ひと意味
世の中には、駕籠に乗る人、担ぐ人、その担ぎ手の草鞋を作る人まで、さまざまな立場や職分の人がいるということ。身分・役割・仕事の違いを述べ、社会は多様な人々の営みで成り立っていることを表す。由来
江戸時代(17〜19世紀)に駕籠が交通手段として広く用いられていた社会を背景に生まれた言い回しとされる。正確な初出年は不明。駕籠に乗る客、担ぐ駕籠かき、その草鞋を作る職人を並べ、社会の身分差や分業をたとえたもの。備考
古風な表現で、日常会話ではやや硬い。身分差を肯定する文脈に聞こえる場合があるため、現代では「役割の違い」「分業」を説明する際に注意して使う。例文
- 大会社の社長もいれば現場で汗を流す人もいる。駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人で、社会は成り立っている。
- 彼は人の仕事を見下す癖があるが、駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人というように、どの役割にも意味がある。
- 文化祭では、舞台に立つ人、裏方で支える人、道具を作る人がいた。まさに駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人だ。
- 一つの商品が店に並ぶまでには、企画する人、作る人、運ぶ人、売る人がいる。駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人とはよく言ったものだ。
- 世の中には目立つ仕事も目立たない仕事もある。駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人で、互いに支え合っているのだ。
類義語
- 世の中は持ちつ持たれつ
- 人それぞれ
- 十人十色
- 世の中はさまざま
- 適材適所
対義語
- 人は皆同じ
- 職に貴賤なし