馬痩せて毛長し
読み方
うま やせて け ながし意味
馬が痩せると毛ばかり長く、荒れてみすぼらしく見えることから、人や家・組織なども貧しくなったり勢いが衰えたりすると、外見や態度、状態にまでその衰えが表れて見苦しくなるというたとえ。由来
痩せた馬は肉付きが落ち、栄養や手入れも不足しがちなため、毛が長く粗く目立つという家畜観察に基づく表現。中国の俗諺「馬瘦毛長、人貧志短/智短」の系統とされるが、日本での成立年は不明。少なくとも近世以降のことわざとして用いられてきた。備考
やや古風で文章語的なことわざ。人に直接使うと貧しさや外見をあざける響きがあるため注意。組織・店・家などの衰退描写に用いると比較的穏当。例文
- 老舗旅館だったが、修繕も行き届かず庭も荒れていて、まさに馬痩せて毛長しという印象だった。
- 会社の業績が落ちてから、受付や資料の作りまで雑になり、馬痩せて毛長しだと感じる。
- 彼は失職してから服装にも気を配れなくなり、馬痩せて毛長しとはこのことだ。
- 資金難のチームは道具もユニフォームも古びていて、馬痩せて毛長しの状態だった。
- 家計が苦しくなると住まいの手入れも後回しになり、馬痩せて毛長しになりがちだ。
類義語
- 貧すれば鈍する
- 窮すれば鈍する
- 人貧しければ智短し
- 馬瘦せて毛長く人貧しくして智短し
対義語
- 貧しても鈍せず
- 衣食足りて礼節を知る