馬は足から人は口から
読み方
うま は あし から ひと は くち から意味
馬は脚を痛めると働けず命にもかかわるように、人は口が原因で身を損なう、という意味。人の場合は、食べ物・飲み物の不摂生で病気になったり、軽率な発言で災いを招いたりすることを戒めることわざ。由来
馬が交通・農耕・軍事に欠かせなかった時代、馬にとって脚の故障が致命的であることと、人の病気や災いが飲食・発言という「口」から起こりやすいことを対比して生まれた日本の俗諺。成立年は不詳で、少なくとも近世以降に広まったと考えられる。備考
「口」は飲食と発言の両方を指すことが多い。現代では、失言・SNS投稿への戒めとして使われやすい。やや古風な表現。例文
- 彼は余計な一言で取引先を怒らせた。まさに馬は足から人は口からだ。
- 暴飲暴食を続けて体を壊すなんて、馬は足から人は口からという言葉を思い出す。
- SNSでは軽い冗談でも炎上することがある。馬は足から人は口からだから、投稿前に読み返したほうがいい。
- 祖母は、食べ過ぎと悪口を戒めるときによく『馬は足から人は口から』と言っていた。
- 会議で感情的に言い返して評価を落とした彼を見て、馬は足から人は口からだと感じた。
類義語
- 口は禍の門
- 舌は禍の根
- 病は口より入り禍は口より出ず
- 雉も鳴かずば撃たれまい
- 物言えば唇寒し秋の風
対義語
- 沈黙は金
- 言わぬが花
- 口は閉じておけ目は開けておけ