馬は丸く乗れ
読み方
うま は まるく のれ意味
馬に乗るときは体をこわばらせず、丸みをもたせて柔らかく乗るのがよいという教え。転じて、人や物事に対しても角を立てず、力任せにせず、柔軟に穏やかに扱うのがよいという意味。由来
古くからの乗馬・馬術の経験に基づく言い伝え。馬の背に合わせ、腰や膝を固くせず丸く柔らかく乗るのが上達のこつとされたことから生まれた。成立した正確な年代は不明だが、馬が交通・軍事・農耕に広く用いられた近世以前からの口伝と考えられる。備考
本来は乗馬の心得をいう表現。現代では比喩的に「柔軟に、角を立てずに対処せよ」という助言として用いられるが、日常頻度は高くない。例文
- 新人にきつく言いすぎると萎縮してしまうよ。馬は丸く乗れで、まずは穏やかに教えよう。
- 交渉では相手を論破するより、馬は丸く乗れの気持ちで歩み寄ることが大切だ。
- 子どもの反抗期には、馬は丸く乗れというように、正面から押さえつけないほうがうまくいくこともある。
- 新しい部署では以前のやり方を押し通さず、馬は丸く乗れで周囲に合わせながら進めた。
- あの上司は厳しい人だが、馬は丸く乗れと思って、こちらも柔らかい態度で相談してみた。
類義語
- 柔よく剛を制す
- 柳に風
- 急がば回れ
- 和をもって貴しとなす
対義語
- 角を立てる
- 意地を張る
- 杓子定規にする