馬に乗るとも口車に乗るな
読み方
うま に のる とも くちぐるま に のる な意味
馬には乗ってもよいが、人の巧みな言葉やおだてには乗ってはいけない、という意味。甘い誘い、うまい話、調子のよい説得にだまされないよう注意せよという戒め。由来
正確な初出年や成立時期は不詳。乗り物としての「馬に乗る」と、巧みな弁舌にだまされる意味の「口車に乗る」を掛けた言葉遊びから生まれた戒めのことわざ。近世、少なくとも江戸時代以降の口承・俗諺として広まったと考えられる。備考
「乗る」の掛詞を使った警句。現代ではやや古風だが、詐欺・勧誘・営業トークへの注意を促す場面で使える。例文
- 投資話を持ちかけられたが、祖父に「馬に乗るとも口車に乗るな」と言われ、契約前に調べ直した。
- 営業担当の説明は魅力的だったが、馬に乗るとも口車に乗るなと思い、即決は避けた。
- 友人に高額な教材を勧められたとき、母は「馬に乗るとも口車に乗るな」と注意した。
- 無料と言われても後で費用を請求されることがある。馬に乗るとも口車に乗るな、だ。
- 彼はおだてに弱いので、馬に乗るとも口車に乗るなと自分に言い聞かせている。
類義語
- うまい話には裏がある
- 只より高い物はない
- 口車に乗るな
- 甘言に惑わされるな
- 眉に唾を付ける
対義語
- 渡る世間に鬼はない
- 信じる者は救われる