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餓鬼も人数

読み方

がき も にんずう

意味

取るに足りない者や未熟な者でも、数に加わればそれなりに役に立つ、または人数をそろえるだけなら一人前として数えられる、という意味。人手や頭数が必要な場面で、能力の高低よりも参加する人数自体に価値があることをいう。

由来

「餓鬼」は本来、仏教で飢えと渇きに苦しむ亡者を指す語で、のちに子どもや未熟者を卑しめていう語にもなった。「人数」は人の数の意。たとえ餓鬼のような者でも頭数には入る、という発想から生まれた。成立年は不詳だが、近世・江戸時代ごろには口承のことわざとして広まっていたと考えられる。

備考

「餓鬼」は相手を見下す響きがあるため、本人に向けて使うと失礼になりやすい。自分や身内をへりくだって言う場合や、古風な言い回しとして使われることが多い。

例文

  • 力仕事は苦手だけれど、餓鬼も人数というから、片付けだけでも手伝わせてください。
  • 文化祭の準備で人手が足りないなら、餓鬼も人数だ、下級生にも声をかけよう。
  • 新人ばかりで頼りないが、餓鬼も人数で、会場設営は思ったより早く終わった。
  • 署名集めでは一人ひとりの力は小さいが、餓鬼も人数で、集まれば大きな力になる。
  • 経験のない私でも、餓鬼も人数と思ってボランティアに参加することにした。

類義語

  • 枯れ木も山の賑わい
  • 猫の手も借りたい
  • 人数が物を言う
  • 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる

対義語

  • 少数精鋭
  • 量より質
  • 烏合の衆は役に立たない

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