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飛鳥尽きて良弓蔵る

読み方

ひちょう つきて りょうきゅう かくる

意味

空を飛ぶ鳥がいなくなれば、名弓も使い道がなくなってしまわれるという意味から、大きな目的が達成されると、それまで役に立っていた有能な人物や功労者が不要とされ、冷遇されたり捨てられたりすることのたとえ。

由来

中国の古典『史記』越王勾践世家に見える「蜚鳥尽、良弓蔵」に由来する。越が呉を滅ぼした後、范蠡が文種に、功臣は用が済むと危ういと警告した故事に基づく。出来事は春秋時代末期、紀元前473年ごろ。『史記』の成立は前漢の紀元前1世紀ごろ。

備考

漢文訓読調の硬い表現で、日常会話より文章・評論で用いられる。権力者が功臣を疎んじる政治的文脈や、組織で功労者が切り捨てられる場面に合う。

例文

  • 新事業を成功に導いた部長が突然左遷され、まさに飛鳥尽きて良弓蔵るという状況だった。
  • 戦いが終わった途端、参謀たちが遠ざけられたのは、飛鳥尽きて良弓蔵るの典型だ。
  • 会社が苦しい時期に尽くした社員を冷遇するとは、飛鳥尽きて良弓蔵るではないか。
  • 彼は任務が完了すれば自分も切られると考え、飛鳥尽きて良弓蔵るを恐れて早めに身を引いた。
  • 創業メンバーを大切にしない経営者には、飛鳥尽きて良弓蔵るという言葉を思い出してほしい。

類義語

  • 狡兎死して走狗烹らる
  • 兎死して狗烹らる
  • 鳥尽きて弓蔵る
  • 敵国破れて謀臣亡ぶ
  • 用済みになれば捨てられる

対義語

  • 功ある者を賞す
  • 恩を忘れない
  • 功労に報いる

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