風に順いて呼ぶ
読み方
かぜ に したがいて よぶ意味
風の吹く方向に向かって声を出せば遠くまで届きやすいことから、物事は有利な条件や勢いを利用して行えば、同じ努力でも大きな効果が得られるというたとえ。時勢や環境を味方につける大切さをいう。由来
中国戦国時代末期、紀元前3世紀ごろの思想書『荀子』勧学篇の「順風而呼、声非加疾也、而聞者彰」に由来する故事成語。日本では漢籍の受容を通じて広まり、訓読して「風に順いて呼ぶ」と表現されるようになった。備考
やや硬い故事成語で、日常会話より文章・講演・ビジネス文脈で使われやすい。「順風に乗る」と近いが、条件を利用して効果を高める意が強い。例文
- 新商品の宣伝は、SNSで話題になっている今こそ好機だ。まさに風に順いて呼ぶように、一気に広めよう。
- 同じ努力をするなら、需要が高まっている分野を選ぶべきだ。風に順いて呼ぶというものだ。
- 地域の観光人気が上がっているので、店を改装して集客するのは風に順いて呼ぶ策だ。
- 彼は景気回復の流れを読んで起業し、風に順いて呼ぶように事業を伸ばした。
- 反対が多い時期に無理に進めるより、世論が味方している今進めるほうが、風に順いて呼ぶ結果になる。
類義語
- 勢いに乗る
- 追い風に乗る
- 順風満帆
- 時流に乗る
- 機に乗じる
対義語
- 逆風に向かって呼ぶ
- 多勢に無勢