類をもって集まる
読み方:るい をもって あつまる
意味
同じような性質・考え方・立場をもつ人や物は、互いに引かれ合い、自然に集まるという意味。人間関係や集団の傾向についていう。善い者同士にも悪い者同士にも用いられる。
由来
中国の古典『易経』の繋辞上伝にある「方以類聚、物以群分(方は類をもって聚まり、物は群をもって分かる)」を踏まえた表現とされる。この句は、物事は同じ種類ごとに集まり、異なる群に分かれるという趣旨である。繋辞伝の成立時期は戦国時代から前漢期、紀元前4〜2世紀頃とみられる。
備考
「以て」とも書く、やや文語的な表現。現代では、同じ意味で「類は友を呼ぶ」のほうが一般的に使われる。肯定的・否定的のどちらの集団にも使える。
別表記
- 類を以て集まる
- 類をもって聚まる
- 類を以て聚まる
補足
- 善い人同士だけが集まるという意味に限定するのは誤り。悪い性質や好ましくない行動を共有する者が集まる場合にも用いる。
例文
- 趣味の集まりを見ていると、類をもって集まるという言葉どおり、似た価値観の人たちが多い。
- 彼の周囲には誠実な人が多い。類をもって集まるということなのだろう。
- 不正をする者の仲間には同じような者が集まった。まさに類をもって集まるである。
分類
類義語
- 類は友を呼ぶ
- 同類相求む
- 同気相求む
対比・対照ことわざ
- 類は友を呼ぶ
- 朱に交われば赤くなる
- 掃き溜めに鶴