頭剃るより心を剃れ
読み方
あたま そる より こころ を それ意味
僧侶のように頭を剃って外見だけ整えても、心の中の欲や迷いをなくさなければ本当の修行にはならないという意味。転じて、見た目や形式を整えるより、内面・精神・本質を正すことのほうが大切だという戒め。由来
仏教で僧侶が出家や修行のしるしとして剃髪する習慣に由来する。頭髪を剃るという外面的行為より、煩悩や執着を断つ内面的修行を重んじよ、という教訓として生まれた。正確な初出や成立年代は未詳だが、近世以降の仏教的な教訓・俚諺として広まったと考えられる。備考
「剃れ」は命令形。心を実際に剃るのではなく、煩悩や虚栄を取り除けという比喩。宗教文脈だけでなく、形式主義への批判にも使う。例文
- 高い僧衣を着ても人を見下していてはだめだ。頭剃るより心を剃れというものだ。
- 資格を取っただけで満足せず、誠実に働く姿勢を身につけたい。頭剃るより心を剃れだ。
- 社名やロゴを変える前に、顧客を軽んじる体質を改めるべきだ。まさに頭剃るより心を剃れである。
- 彼は礼儀作法には詳しいが、相手への思いやりが足りない。頭剃るより心を剃れと言いたい。
- ダイエット用の服や道具をそろえるより、生活習慣を変えなければならない。頭剃るより心を剃れだね。
類義語
- 衣ばかりで和尚はできぬ
- 形より心
- 心こそ大切
- 仏作って魂入れず
対義語
- 形から入る
- 見た目が肝心
- 衣装が人を作る