頭を下げれば角が立たぬ
読み方
あたま を さげれば かど が たたぬ意味
相手に対して謙虚な態度をとったり、素直に謝ったりすれば、余計な争いや反感を招かずにすむという意味。自分の面子や意地にこだわるより、低姿勢で接するほうが人間関係は丸く収まる、という教え。由来
「頭を下げる」は謝罪・敬意・謙遜を示す動作、「角が立つ」は物事がとげとげしくなり、人間関係に摩擦が生じることを表す言い回し。この二つを結びつけた教訓的なことわざで、特定の出典や成立年は不明。江戸期以降の処世訓として広まったと考えられるが、正確な時代は未詳。備考
処世術として使われる一方、常に自己主張を控えるべきという意味ではない。謝罪や譲歩が有効な場面で用いるのが自然。例文
- 取引先の怒りが収まらないなら、まずはこちらから頭を下げれば角が立たぬという姿勢で謝りに行こう。
- 近所づきあいでは、少し理不尽だと思っても、頭を下げれば角が立たぬ場面がある。
- 部長に反論したい気持ちは分かるが、今回は頭を下げれば角が立たぬで、いったん受け入れておいた。
- 友人との約束に遅れたのだから、言い訳するより頭を下げれば角が立たぬだよ。
- 彼はいつも頭を下げれば角が立たぬを実践しているので、職場での衝突が少ない。
類義語
- 負けるが勝ち
- 実るほど頭を垂れる稲穂かな
- 柔よく剛を制す
- 損して得取れ
対義語
- 売り言葉に買い言葉
- 火に油を注ぐ
- 意地を張る