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静かな川は深く流れる

読み方:しずかな かわは ふかく ながれる

意味

口数が少なく目立たない人ほど、深い知識・思慮・感情や、見かけによらない力量を内に秘めていることのたとえ。騒がず自慢もしない人のほうが、かえって内容が豊かである場合があるという意味で用いる。

由来

英語のことわざ「Still waters run deep.(静かな水は深く流れる)」の訳として日本語に定着した表現である。さらに源流の一つとして、古代ローマの歴史家クルティウス・ルフスが1世紀ごろに著したとされる『アレクサンドロス大王伝』中の「最も深い川ほど、最も小さな音で流れる」という趣旨のラテン語句が挙げられる。日本語としての定着時期は明確ではない。

備考

人の内面や能力を、音を立てずに流れる深い川にたとえた言葉。多くは寡黙で思慮深い人への褒め言葉として使うが、「無口な人は必ず優秀だ」と断定する意味ではない。

別表記

  • 静かな川は深い
  • 静かな川ほど深く流れる

誤用・混同注意

  • 実際の川について「流れが静かな川は必ず深い」という自然科学上の法則を述べた言葉だと受け取るのは不適切。主に人の内面や力量をいう比喩である。
  • 「無口な人は必ず有能・善良である」と断定する意味ではない。目立たない人にも深い思慮や力量がある場合がある、というたとえである。

例文

  • あの研究者は会議ではほとんど発言しないが、論文を読めば知識の深さが分かる。まさに静かな川は深く流れるだ。
  • 新入社員が口数少ないからといって、能力がないと決めつけてはいけない。静かな川は深く流れるという。
  • 彼女は自分の苦労を語らないが、話を聞くと豊かな経験と深い考えを持っていた。静かな川は深く流れる、という言葉を思い出した。

分類

類義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字