青柿も熟柿となる
読み方
あおがき も じゅくし と なる意味
まだ青く渋い柿でも、時がたてば熟して甘い柿になることから、未熟な人や物事も、時間をかけて経験を積めば立派に成長するという意味。今は不十分でも、将来の成長を見込んで長い目で見るべきだという教え。由来
青く渋い柿が、季節の移り変わりとともに自然に熟して甘くなる様子を、人間の成長や物事の成熟にたとえたことわざ。農村生活や果樹栽培の経験から生まれた生活知と考えられるが、成立時期・初出文献は不詳。江戸時代以前からの口承表現とみられる。備考
人の成長を温かく見守る文脈で使う。未熟さを直接指すため、目上の人に対して使うと失礼になりやすい。例文
- 新入社員の彼はまだ失敗も多いが、青柿も熟柿となるというから、焦らず育てていきたい。
- 子どものころは落ち着きがなかった兄も、今では立派な医師だ。まさに青柿も熟柿となるだね。
- 新人作家の文章は粗いが、発想は面白い。青柿も熟柿となると思って、編集者は助言を続けた。
- 最初から完璧な職人はいない。青柿も熟柿となるのだから、毎日の修業を大切にしなさい。
- 若いチームは経験不足で負けが続いたが、監督は青柿も熟柿となると信じて、長期的に鍛えた。
類義語
- 大器晩成
- 石の上にも三年
- 桃栗三年柿八年
- 待てば海路の日和あり
対義語
- 三つ子の魂百まで
- 雀百まで踊り忘れず