青柿が熟柿弔う
読み方
あおがき が じゅくし とむらう意味
まだ青い柿が、すでに熟して落ちたり腐ったりする柿を弔うという意味から、自分もいずれ同じ運命になることに気づかず、他人の不幸や衰えを哀れむこと。特に、老い・死・失敗など、避けがたい成り行きについて用いる。由来
青い柿も時がたてば熟柿になり、やがて落ちたり腐ったりするという自然の成り行きをたとえにしたことわざ。正確な成立年は不詳だが、近世以前からの生活感覚に根ざす俗諺と考えられ、江戸期以降のことわざ資料に類する表現が見られる。備考
やや古風で、日常会話ではあまり頻出しない表現。「熟柿」は「じゅくし」と読む。人をからかうより、人生の無常や自戒を込めて使うことが多い。例文
- 若い社員が定年退職者を気の毒がっていたが、青柿が熟柿弔うで、いずれ自分にも来る道だ。
- 友人の白髪を笑うなんて、青柿が熟柿弔うようなものだよ。
- 病気になった人を他人事のように哀れんでいるが、青柿が熟柿弔うという言葉を忘れてはいけない。
- 先に失敗した同僚を見下すのは、青柿が熟柿弔う態度で、決して賢明ではない。
- 老いた親戚の姿を見て嘆くばかりではなく、青柿が熟柿弔うと思って、自分の老後も考えるべきだ。
類義語
- 目くそ鼻くそを笑う
- 猿の尻笑い
- 五十歩百歩
- 同病相憐れむ
- 明日は我が身
対義語
- 他山の石
- 人の振り見て我が振り直せ