雷三日
読み方:かみなり みっか
意味
雷は鳴り出しても長く続かず、せいぜい三日ほどで収まるという意味。転じて、一時は激しく盛んなものや、勢いよく怒っている人の感情なども、長続きしないことをいう。「三日」は厳密な日数ではなく、短い期間のたとえである。
由来
雷雨が長く続かないという経験則から生まれた日本の気象ことわざである。正確な初出・成立年は不明だが、江戸時代後期以降に定着した上方いろはかるたでは「か」の札として採用され、近世から広く知られていた。
備考
文字どおり天候についても、比喩的に人の怒り・流行・勢いなどについても用いる。現代の気象を正確に予測する科学的な表現ではない。
別表記
- 雷は三日
誤用・混同注意
- 「三日」を必ずちょうど三日間という科学的な天気予報として受け取るのは適切ではない。短期間で収まることのたとえである。
- 怒りだけを指すことわざとするのは狭い解釈であり、流行・熱意・勢いなど、激しいが長続きしない物事全般に用いる。
例文
- 新任部長の厳しい叱責も、結局は雷三日で、数日後にはいつもの穏やかな調子に戻った。
- あの店の開業時の熱気が雷三日で終わらないよう、地道にサービスを改善していこう。
- 彼は派手に新しい趣味を始めるが、いつも雷三日になってしまう。
分類
類義語
- 三日坊主
- 熱しやすく冷めやすい
- 尻切れ蜻蛉