雨夜の品定め
読み方
あまよ の しなさだめ意味
『源氏物語』で、雨の夜に光源氏たちが女性の身分・性格・魅力などを論じ合った場面をいう。そこから、主に女性についてあれこれ評価・品評すること、または人の価値を論じて格付けすることを指す。由来
平安時代中期、紫式部による『源氏物語』第二帖「帚木(ははきぎ)」に由来する。成立は11世紀初頭(おおむね1008年頃まで)とされる。雨の夜、光源氏・頭中将らが女性を上・中・下などに分け、そのあり方を語り合う場面が「雨夜の品定め」と呼ばれるようになった。備考
文学作品に由来する語で、日常会話では頻度が高くない。女性を客観的に品評するという原義を含むため、現代では性差別的・不快な表現と受け取られることがあり、使用場面に注意が必要。例文
- 『源氏物語』の「帚木」には、光源氏たちによる雨夜の品定めの場面が描かれている。
- 会食の席で女性の容姿や性格を論じ合う様子は、現代版の雨夜の品定めのようで居心地が悪かった。
- 人を一面的な基準で評価する雨夜の品定めは、なるべく避けるべきだ。
類義語
- 女性の品評
- 女の品定め
- 人物評