雨乞いの雨、地蔵の晴れ
読み方:あまごい の あめ、じぞう の はれ
意味
雨を必要として雨乞いをしたときには雨が降り、晴天を望む地蔵の祭礼の日には晴れる、という意から、物事がちょうど願いどおりに、都合よく運ぶことのたとえ。必要なときに必要な条件がそろう場合にいう。
由来
雨乞いと地蔵信仰・地蔵の祭礼という、日本の農村に根付いた民間信仰や生活習慣を背景として生まれたことわざと考えられる。農作物には雨が必要であり、屋外で行う地蔵の縁日や祭礼には晴天が望ましいため、それぞれに最適な天気が訪れることを表した。初出や正確な成立時期は不明である。
備考
現在は日常会話で頻繁に使われる表現ではなく、やや古風なことわざである。文字どおりの天候だけでなく、願いにかなう好都合な展開を述べる比喩としても使える。
例文
- 田植え前には十分な雨が降り、翌日の地蔵盆は快晴になった。まさに雨乞いの雨、地蔵の晴れだ。
- 必要な日にだけ取引先から返事が届き、発表会も好天に恵まれたので、雨乞いの雨、地蔵の晴れというほど順調だった。
- 予約した屋外撮影の日に限って雨がやみ、風も収まった。雨乞いの雨、地蔵の晴れとはこのことだ。
分類
類義語
対義語
- 思い通りにならない
- ままならない
- 踏んだり蹴ったり