雁が飛べば石亀も地団駄
読み方
がん が とべば いしがめ も じだんだ意味
能力や立場がまったく違う者が、できもしないことを他人に刺激されて真似しようとし、うまくいかずに悔しがるたとえ。無理な対抗心や身の程知らずのまねを戒める言葉。由来
雁は空を飛ぶ渡り鳥、石亀は飛ぶことのできない亀である。雁が飛び立つのを見て、亀までが悔しがって地団駄を踏むという滑稽な想像に由来する。成立時期・初出年は不明で、近世以降の口承の俚諺として伝わったものと考えられる。備考
現代ではかなり古風で使用頻度は低い。相手を「身の程知らず」と評する響きが強いため、直接人に向けると失礼になりやすい。例文
- プロの演奏を一度見ただけで同じように弾けないと怒るなんて、まさに雁が飛べば石亀も地団駄だ。
- 資金も人手もないのに大企業の広告戦略をそのまままねるのは、雁が飛べば石亀も地団駄になりかねない。
- 友人の成功を見て、準備もせずに起業したがる彼に、父は「雁が飛べば石亀も地団駄というものだ」とたしなめた。
- 練習を積まずに大会優勝者と同じ結果を望んで悔しがるのは、雁が飛べば石亀も地団駄というものだ。
- 他人の才能をうらやんで無理に張り合うより、雁が飛べば石亀も地団駄にならぬよう、自分の得意分野を磨こう。
類義語
- 鵜の真似をする烏
- 猿まね
- 身の程知らず
- 隣の花は赤い
対義語
- 身の程を知る
- 分相応
- 足るを知る
- 蟹は甲羅に似せて穴を掘る