阿呆の知恵は後から出る
読み方
あほう の ちえ は あと から でる意味
愚かな人は、物事が終わって失敗したあとになってから、ようやくよい考えや対策を思いつくということ。事前に判断できず、後から「こうすればよかった」と言うだけでは役に立たない、という戒めを含む。由来
由来や初出年代ははっきりしない。近世以降の庶民の口承・教訓的な言い回しから広まったと考えられる。「阿呆」は愚かな人、「後から出る」は事が済んでから知恵が浮かぶことを表し、後知恵の無益さを皮肉ったことわざ。備考
やや辛辣な表現で、「阿呆」は相手に直接使うと失礼。自嘲や失敗の反省として使うのが無難。「後知恵」を戒める文脈で用いられる。例文
- 会議が終わってから名案を出しても遅いよ。まさに阿呆の知恵は後から出るだ。
- 試験中には解けなかったのに、帰り道で解法を思いついた。阿呆の知恵は後から出るとはこのことだ。
- 契約書をよく読まずに判を押して、あとで問題点に気づいた。阿呆の知恵は後から出るものだね。
- 失敗してから『別の方法にすべきだった』と言うだけでは、阿呆の知恵は後から出るになってしまう。
- 阿呆の知恵は後から出ると言われないよう、計画段階でリスクを洗い出しておこう。
類義語
- 下衆の後知恵
- 後の祭り
- 後悔先に立たず
- 愚者の後知恵
対義語
- 転ばぬ先の杖
- 備えあれば憂いなし
- 先見の明