阿呆に刃物
読み方
あほう に はもの意味
分別や判断力のない者に、刃物のような危険な物や大きな力を持たせると、本人にも周囲にも害を及ぼすおそれがあるということ。能力や責任感のない人に強い権限・道具・情報などを与える危うさのたとえにも用いられる。由来
刃物は日常の道具である一方、扱い方を誤ると人を傷つける危険な物であることから、愚かな者に危険物を持たせる恐ろしさをたとえた表現。成立時期は正確には不明だが、近世以降の口承的な言い回しと考えられる。類句「気違いに刃物」は江戸期から見られるとされる。備考
「阿呆」は相手を強く侮る語なので、対人場面では失礼になりやすい。類句「気違いに刃物」は差別的に受け取られるため、現代では使用に注意が必要。例文
- 経験のない新人に全顧客データの削除権限まで与えるなんて、阿呆に刃物だ。
- 感情的になりやすい彼に社内SNSの管理を任せたら、まさに阿呆に刃物になりかねない。
- 子どもに本物の包丁を持たせるなら、まず使い方を教えないと阿呆に刃物だよ。
- 投資の知識がない人に高額な信用取引を勧めるのは、阿呆に刃物というものだ。
- あの人に強い決裁権を渡すと、周りを振り回すだけで阿呆に刃物になってしまう。
類義語
- 気違いに刃物
- 狂人に刃物
- 馬鹿に刃物
- 猫に小判
- 豚に真珠
対義語
- 適材適所
- 虎に翼