開けて悔しき玉手箱
読み方
あけて くやしき たまてばこ意味
してはならないこと、または軽率な行動をしてしまったあとで、取り返しのつかない結果に気づいて悔やむこと。期待して開けたもの・知ったことが、かえって不幸や後悔を招く場合にもいう。由来
昔話「浦島太郎」に由来する。浦島太郎が竜宮城から持ち帰った玉手箱を、開けてはならないと言われていたのに開け、たちまち老人になったという筋に基づく。浦島伝説自体は『日本書紀』(720年)や『丹後国風土記』逸文に古い形が見られ、現在よく知られる昔話の形は室町時代の御伽草子(14〜16世紀ごろ)以降に広まった。ことわざとしての成立時期は不詳。備考
やや古風で文語調の言い回し。「玉手箱」は浦島太郎の物語を前提にした語なので、教訓的・比喩的な文脈で使われることが多い。例文
- 彼は甘い話に乗って契約書をよく読まずに署名したが、あとで高額な違約金を知り、まさに開けて悔しき玉手箱だった。
- 秘密のメールを盗み見たせいで、友人との信頼関係まで壊れてしまい、開けて悔しき玉手箱とはこのことだ。
- 安さにつられて中古車を買ったものの、修理費が次々とかかり、開けて悔しき玉手箱になった。
- 好奇心だけで古い資料を公開したら、社内の不祥事まで明るみに出て、担当者は開けて悔しき玉手箱の思いをした。
- 宝くじが当たったと喜んだのも束の間、親戚や知人から金の無心が続き、彼にとっては開けて悔しき玉手箱だった。
類義語
- 後悔先に立たず
- 覆水盆に返らず
- 後の祭り
- 臍を噛む
- 取り返しがつかない