長袖は舞い易く多銭は買い易し
読み方
ながそで は まい やすく たせん は かい やすし意味
条件や資金などの有利な備えが十分にあれば、物事は容易にうまくいくというたとえ。袖が長ければ舞いやすく、金が多ければ商売や買い物がしやすいことから、成功には能力だけでなく環境・道具・資本も大きく関わるという意味。由来
中国の古典『韓非子』五蠹篇に見える「長袖善舞、多銭善賈」に由来する。成立は中国戦国時代末、紀元前3世紀ごろ。「長い袖は舞を美しくし、多くの銭は商いを容易にする」という俗諺を引き、資本や条件が多いほど事を成しやすいと説いたもの。日本でこの形のことわざとして定着した時期は不詳。備考
やや古風で書き言葉向き。現代では原形に近い「長袖善く舞い、多銭善く賈う」としても用いられる。努力より資本・条件の有利さを強調する文脈で使う。例文
- 大企業が新市場に参入すると、広告費も人材も豊富で、まさに長袖は舞い易く多銭は買い易しだ。
- 研究費が十分にあるチームは最新設備をそろえられるので、長袖は舞い易く多銭は買い易しと感じる。
- 彼の成功は才能だけでなく、強力な後援者にも恵まれた結果で、長袖は舞い易く多銭は買い易しと言える。
- 資金のない起業家には厳しい世界だが、投資を受けた会社は長袖は舞い易く多銭は買い易しで一気に成長した。
- 良い道具と十分な練習時間がある選手ほど伸びやすい。長袖は舞い易く多銭は買い易しとはよく言ったものだ。
類義語
- 長袖善く舞い多銭善く賈う
- 地の利を得る
- 鬼に金棒
- 備えあれば憂いなし
- 先立つものは金
対義語
- 弘法筆を選ばず
- 無い袖は振れぬ