長江の後浪は前浪を推す
読み方
ちょうこう の こうろう は ぜんろう を おす
意味
長江では後から来る波が前の波を押して進むことから、後の世代や若い人が先の世代・先輩を追い越し、取って代わっていくことをいう。新しい人材の成長や、世代交代が自然な流れであることのたとえ。
由来
中国のことわざ「長江後浪推前浪」に由来する。長江(揚子江)で後から来る波が前の波を押し進める情景を、人の世代交代にたとえたもの。明代後期から清代にかけて増補された中国の格言集『増広賢文』などに「長江後浪推前浪、世上新人趕旧人」の形で見られる。日本には漢文・中国故事の受容を通じて伝わったと考えられる。
分類・由来
備考
主に後進の成長を称賛したり、世代交代の必然性を述べたりする際に用いる、漢文調の表現。年長者や先輩を一方的に軽視する文脈では使わないほうがよい。
例文
- 若手研究者が画期的な成果を上げ、師匠も「長江の後浪は前浪を推すというものだ」とその成長を喜んだ。
- 新入社員の提案が従来の方法を大きく改善した。長江の後浪は前浪を推す、とはまさにこのことだ。
- 世代交代に不安を覚える人もいるが、長江の後浪は前浪を推す。後進に道を譲ることも大切である。
類義語
- 青は藍より出でて藍より青し
- 後生畏るべし
- 出藍の誉れ
対義語
- 亀の甲より年の功
- 老馬の智