鑿と言えば槌
読み方
のみ と いえば つち意味
「鑿が必要だ」と言われただけで、鑿を打つための槌まで用意するように、相手の言葉の意図や次に必要なことをすぐに察して行動すること。理解が早く、気が利くさまをいう。由来
鑿は木材を削ったり穴をあけたりする大工道具で、通常は槌で打って使う。大工仕事で「鑿」と聞けば当然「槌」も必要だと察することから生まれた言い回し。成立年代は未詳だが、近世以降の職人・日常語に由来すると考えられる。備考
やや古風で硬い表現。日常会話では「気が利く」「察しがいい」の方が一般的。褒め言葉として使うことが多い。例文
- 彼は鑿と言えば槌で、上司が一言頼むだけで必要な資料までそろえてくれる。
- 新人とは思えないほど鑿と言えば槌の働きぶりで、会議の準備がとても円滑に進んだ。
- 彼女とは長年一緒に仕事をしているので、鑿と言えば槌で互いの考えがすぐ通じる。
- 接客では、鑿と言えば槌のようにお客様の求めるものを先回りして察する力が大切だ。
- あの助手は鑿と言えば槌で、先生が器具の名前を口にしただけで次の手順まで準備している。
類義語
- 一を聞いて十を知る
- 阿吽の呼吸
- 打てば響く
- 気が利く
対義語
- 一を聞いて一を知る
- 気が利かない
- 察しが悪い