鍛冶屋の竹火箸
読み方
かじや の たけひばし意味
鍛冶屋が本来は鉄で作るはずの火箸を竹で間に合わせているという意から、専門家や職人が、自分の専門に関わるものを自分では備えていなかったり、自分のことには手が回らなかったりすることのたとえ。由来
鍛冶屋は鉄製の道具を作る職人であり、火箸も鉄で作るのが自然なのに、自分の家では竹の火箸を使っているという滑稽な状況から生まれた表現。成立時期は未詳だが、江戸時代以降の職人社会を背景に広まったことわざと考えられる。備考
「紺屋の白袴」と同義。やや古風で使用頻度は高くないため、一般にはより知られた類句で言い換えると伝わりやすい。例文
- ホームページ制作会社なのに自社サイトが古いままなんて、まさに鍛冶屋の竹火箸だ。
- 税理士の彼が自分の確定申告を毎年ぎりぎりに出すとは、鍛冶屋の竹火箸というものだ。
- 整理収納の講師をしている姉の部屋が散らかっているのを見ると、鍛冶屋の竹火箸だと思ってしまう。
- 有名な料理人なのに家では冷凍食品ばかり食べているそうで、鍛冶屋の竹火箸の例として笑い話になっている。
- セキュリティ専門家の会社でパスワード管理が甘かったとは、鍛冶屋の竹火箸では済まされない問題だ。
類義語
- 紺屋の白袴
- 医者の不養生
- 髪結いの乱れ髪
- 易者身の上知らず
- 坊主の不信心
対義語
- 紺屋の紺袴
- 言行一致
- 有言実行
- 餅は餅屋