錦を着て郷に帰る
読み方
にしき を きて きょう に かえる意味
社会的に成功したり、富や名誉を得たりしてから、晴れがましい姿で故郷に帰ること。自分の出世や成果を故郷の人々に見せ、誇らしく帰郷するという意味で使われる。由来
中国の故事に由来する表現。前漢の司馬遷『史記』項羽本紀(紀元前1世紀ごろ成立)に見える「富貴にして故郷に帰らざるは、繡を衣て夜行くがごとし」という考えがもとで、成功して故郷へ帰る意の「衣錦還郷」として定着し、日本でも訓読的に用いられるようになった。備考
古風で改まった響きがあり、日常会話では「故郷に錦を飾る」の方がよく使われる。成功を誇示する含みを持つ場合もある。例文
- 彼は海外で会社を成功させ、十年ぶりに錦を着て郷に帰った。
- プロ野球選手になった息子が凱旋した姿は、まさに錦を着て郷に帰るという言葉そのものだった。
- いつか事業を大きくして、錦を着て郷に帰るのが彼女の夢だ。
- 村を出たときは無名だったが、今では有名な研究者となり、錦を着て郷に帰ることになった。
- 故郷の祭りに招かれた彼は、成功者として錦を着て郷に帰る思いだった。
類義語
- 故郷に錦を飾る
- 故郷へ錦を飾る
- 衣錦還郷
- 立身出世して故郷に帰る
対義語
- 錦を着て夜行く
- 衣錦夜行
- 故郷に顔向けできない