錦の袋に糞を包む
読み方
にしき の ふくろ に くそ を つつむ意味
外見や包装だけはたいへん立派で美しく見えるのに、中身はひどくつまらない、汚い、価値がないというたとえ。人や物事を、うわべの豪華さだけで判断してはいけないという意味で使われる。由来
「錦」は色鮮やかで高価な絹織物、「糞」は汚く価値のないものを指す。美しい錦の袋で汚物を包むという強い対比から、外見の立派さと内容の悪さの落差を表した俗諺。成立時期は不詳だが、近世以前から用いられた表現と考えられる。備考
「糞」を含むため下品に響く。日常会話より文章・批評で用いられることが多く、人に直接言うと強い侮辱になる。例文
- 豪華な表紙の本だったが内容は誤字だらけで、まさに錦の袋に糞を包むようなものだった。
- あの店は内装こそ一流だが、料理も接客もひどく、錦の袋に糞を包むとはこのことだ。
- 肩書きだけ立派でも実力が伴わなければ、錦の袋に糞を包むと言われても仕方がない。
- 高級な箱に入った贈り物だったが、中身は粗悪品で、錦の袋に糞を包むようでがっかりした。
- 見た目の華やかな企画書に惑わされず、中身を確かめないと錦の袋に糞を包む結果になりかねない。
類義語
- 羊頭狗肉
- 見かけ倒し
- 看板倒れ
- 外面如菩薩内心如夜叉
- 名ばかり
対義語
- 襤褸を着ても心は錦
- 人は見かけによらぬもの